金沢迎賓館物語
加賀百万石の中核都市として江戸時代より発展し、明治の初めには全国五番目の経済力・文化力を有した都市 金沢
京の雅、江戸の粋に対して、加賀の華と呼ぶべき本物の伝統文化がこの町の料亭を舞台に成長・発展を遂げた
豊かな経済力に支えられ、また厳しく鍛えられながら料理、器、調度、作法、建築、芸術、芸能など様々な文化が生み出され、先達の手で磨き上げられ、多くの文化資産が今日に伝えられている
金茶寮は金沢に息づく料亭として、先達が産み育てた伝統文化の数々を融合、伝承し、日本、世界へ伝播することが使命であると考え、歳時記「金沢の宴」を約八年、延べ七五回にわたって開催
歳時記を通じて我々が新たに目指す到達点を象徴する言葉として「金沢迎賓館」が生まれた
これは日本文化の最高峰と呼べるものを金沢から世界中に発信し、多くの人が日本・金沢を訪れて親しんでいただくための取り組みを、金茶寮が中心となって伝統文化の伝承者や企業などとともに展開するものである